「サッカークラブってどんなことをしてるの?」
「そこで働いてみたい!」という方向けの資料としても、オススメ。
概要
ピッチ上の選手のみならず、
社長交代やチョウ・キジェ監督の去就の不透明、さらにはベテランスタッフの配属異動など、
フロントスタッフらにとっても激動のシーズンとなった中で、
「たのしめてるか。」をスローガンに一丸となったクラブのありのままを、
スポンサーでもある産業能率大学の出版部が取材し、記録した1冊。
社長交代やチョウ・キジェ監督の去就の不透明、さらにはベテランスタッフの配属異動など、
フロントスタッフらにとっても激動のシーズンとなった中で、
「たのしめてるか。」をスローガンに一丸となったクラブのありのままを、
スポンサーでもある産業能率大学の出版部が取材し、記録した1冊。
感想
数あるサッカー関係の書籍の中でも、
これだけ資料的価値が高いものも珍しいのではないでしょうか。
これだけ資料的価値が高いものも珍しいのではないでしょうか。
というのも、世に出るサッカークラブの取材本の大抵は、
成功を収めたシーズンや人物を取り上げるものがほとんどで、
本書はそれとは真逆の、降格という、プロクラブとしては“失敗”とも
いえるシーズンを取材、記録したものです。
成功を収めたシーズンや人物を取り上げるものがほとんどで、
本書はそれとは真逆の、降格という、プロクラブとしては“失敗”とも
いえるシーズンを取材、記録したものです。
しかしながら本書は、チームや特定の人物の批判などといった湿っぽい内容ではなく、
むしろ、困難な状況の中にあったクラブでも、多くのスタッフや選手が
クラブのために、自分にできる仕事を“楽しんで”取り組んでいた姿が
綴られており、むしろ活力のある内容になっています。
むしろ、困難な状況の中にあったクラブでも、多くのスタッフや選手が
クラブのために、自分にできる仕事を“楽しんで”取り組んでいた姿が
綴られており、むしろ活力のある内容になっています。
また、普段はあまり語られることのない、
サッカークラブの営業さんやスタジアムの設置スタッフ、
グッズショップの販売スタッフなどのインタビューも載っているので、
「サッカークラブで働いてみたい!」という方にとっても、
貴重な資料となり得るのではないでしょうか。
サッカークラブの営業さんやスタジアムの設置スタッフ、
グッズショップの販売スタッフなどのインタビューも載っているので、
「サッカークラブで働いてみたい!」という方にとっても、
貴重な資料となり得るのではないでしょうか。
アルトコ!
本書を読んでいて、湘南にあってアルディージャに足りないものは、
「もっとおせっかいになろう」という精神ではないか、と思わされます。
この、「もっとおせっかいになろう」という言葉は、
本書の著者でもあり湘南の社長でもある水谷尚人氏が、
就任当初、
「隣の人が何をやっているのか興味を持って関わりあってほしい」という思いから各スタッフに向けたコメントですが、
この、隣人に対しての関心、他部署との連帯感が伝わってこないのが、今のアルディージャにある問題の1つではないかと、僕は考えます。本書の著者でもあり湘南の社長でもある水谷尚人氏が、
就任当初、
「隣の人が何をやっているのか興味を持って関わりあってほしい」という思いから各スタッフに向けたコメントですが、
色々やってはみたものの・・・
2017年、アルディージャは新しい試みをいくつか行いました。
ホームサポーターゾーンの拡張
スマートフォンアプリを用いた、スマートスタジアム化計画
フットサルコートのオープン
スマートフォンアプリを用いた、スマートスタジアム化計画
フットサルコートのオープン
ですが、そのどれもが単独の事業や企画として終わってしまっていて、
他の企画やコンテンツとの連動性がないように思えました。
他の企画やコンテンツとの連動性がないように思えました。
例えば、スタジアムでアプリを起動したお客さん向けに、
フットサルコートの宣伝として割引クーポンを配布したりするだけでも、
1つの企画にしか興味がなかった人たちの目を向かせることができたはずですし、
そういった“もったいなさ”みたいなものが、今年の企画からは見えてしまいました。
フットサルコートの宣伝として割引クーポンを配布したりするだけでも、
1つの企画にしか興味がなかった人たちの目を向かせることができたはずですし、
そういった“もったいなさ”みたいなものが、今年の企画からは見えてしまいました。
これからのJリーグは、自身の魅力を訴求できないクラブはどんどん置いてきぼりにしていく
方向へと進もうとしています。
アルディージャが将来、一線級で戦い続けるクラブになるためには、
単発ではなく、他部署との一体感や連動性をもって盛り上げていかなくてはいけないのではないでしょうか。
方向へと進もうとしています。
アルディージャが将来、一線級で戦い続けるクラブになるためには、
単発ではなく、他部署との一体感や連動性をもって盛り上げていかなくてはいけないのではないでしょうか。
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