概要
イングランドサッカー界の重鎮ライターである、
ヘンリー・ウィンター氏。
彼がFootballista誌に連載していた同名のコラムより、
厳選したエピソードを書籍化したもの。
感想
包み隠さずに伝えてるからこそ、好感が持てる1冊
個人的に特に気に入っているのは、
「この選手はこんなに素晴らしい人格ですよ!
こんな名言・感動秘話がありますよ!!」
といった、
綺麗なエピソード
(『ウィンクが懐かしい。ワッザとロニーの絆』etc)
ばかりではなく、
「アイツは現役当時もそうだし、
引退してからもしょうもないトラブルばっかりで、
ホントダメ」
的なエピソード
(『全英がお口あんぐり“バッドボーイズ”』etc)
も併せて載せられているところです。
そういう、なんというか
臭いものに蓋をしないというか、
ダーティーな部分もきちんと紹介してくれる
内容の方が、
読み物として僕は好きです。
人間がやるんだから、すべてが完璧なわけじゃない。
だけれど、だからこそ、フットボールは素敵で、
愛さずにはいられない。
それを改めて、教えてもらった気がします。
他にも、何気なくつぶやいたツイートを
読者に煽られた筆者が、
“公約どおり”にタイン川を泳いで渡った、
バカバカしくもあるエピソード
(『“甘い”つぶやきで…タイン川にダイブ!』)
など、バラエティー豊かな内容ですし、
「海外の選手はあんまりわからないから…」
といった、僕のような人でも、
こまめに注釈が入れる構成で、
そのエピソードを楽しむのに必要な
登場人物についての予備知識なども
補完してくれているので、
ストレスなく読めます。
以前に紹介した
『サッカー 誰かに話したいちょっといい話』
と似た魅力を持つ本なので、
こちらがハマった方には、よりオススメです。
サッカー 誰かに話したいちょっといい話
「この選手はこんなに素晴らしい人格ですよ!
こんな名言・感動秘話がありますよ!!」
といった、
綺麗なエピソード
(『ウィンクが懐かしい。ワッザとロニーの絆』etc)
ばかりではなく、
「アイツは現役当時もそうだし、
引退してからもしょうもないトラブルばっかりで、
ホントダメ」
的なエピソード
(『全英がお口あんぐり“バッドボーイズ”』etc)
も併せて載せられているところです。
そういう、なんというか
臭いものに蓋をしないというか、
ダーティーな部分もきちんと紹介してくれる
内容の方が、
読み物として僕は好きです。
人間がやるんだから、すべてが完璧なわけじゃない。
だけれど、だからこそ、フットボールは素敵で、
愛さずにはいられない。
それを改めて、教えてもらった気がします。
他にも、何気なくつぶやいたツイートを
読者に煽られた筆者が、
“公約どおり”にタイン川を泳いで渡った、
バカバカしくもあるエピソード
(『“甘い”つぶやきで…タイン川にダイブ!』)
など、バラエティー豊かな内容ですし、
「海外の選手はあんまりわからないから…」
といった、僕のような人でも、
こまめに注釈が入れる構成で、
そのエピソードを楽しむのに必要な
登場人物についての予備知識なども
補完してくれているので、
ストレスなく読めます。
以前に紹介した
『サッカー 誰かに話したいちょっといい話』
と似た魅力を持つ本なので、
こちらがハマった方には、よりオススメです。
サッカー 誰かに話したいちょっといい話
アルトコ!
“愛を以って” それがまず大事
この本を価値あるものとしている最大の要因は、
『筆者は本当に英国フットボールを愛してる』
ことが伝わる点です。
時には選手やチームをこき下ろす内容の
コラムも書く筆者ですが、
結局のところ、そのチーム、選手、
ひいては自国のフットボールが好きだという気持ちが、
細かなところに現れています
(急に「世界的な人気と言われるプレミアリーグ」
のような文をブッ込んできたりなど)。
『筆者は本当に英国フットボールを愛してる』
ことが伝わる点です。
時には選手やチームをこき下ろす内容の
コラムも書く筆者ですが、
結局のところ、そのチーム、選手、
ひいては自国のフットボールが好きだという気持ちが、
細かなところに現れています
(急に「世界的な人気と言われるプレミアリーグ」
のような文をブッ込んできたりなど)。
「愛してるから」
というのを言い訳に、
誰かを貶めるようなことをしない。
この姿勢、スタンスこそ、
今のアルディージャの選手・スタッフが
僕たちファン・サポーターに対して求めている
ものの1つではないでしょうか。
他の本の時と
同じようなオチに帰結してしまいましたが、
僕がいつも思うのは結局、こういうことなんです。
苦しいシーズンだからこそ、
もう1度クラブを、チームを、選手を信じてみませんか。
愛してみませんか、と。
それだけなんです。
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