【観戦記】 2018 J2第9節 vsファジアーノ岡山

2018/04/15

Jリーグ ファジアーノ岡山 観戦記 大宮アルディージャ




チームは前進しましたが、僕らファン・サポーターとの関係は後退してしまったのかもしれません。


試合雑感


前節退場処分となったマテウス選手に代わり、嶋田選手。
富山選手が今年初のスタメン出場。

内容に進歩はあれど、勝ち点3は得られず

これまでの試合に比べれば、
攻守の切り替えや球際での厳しさ、
攻撃での幅の使い方など、進歩した感はかなりありました。
特に、裏へ走るコース取りが抜群に上手かった(しかも意外に速かった)横谷選手や、
相手とボールの間に身体を入れてブロックした河面選手のプレーは、
上手い!」という言葉が思わず出たほどでした。

このクラブの目標ってなんだっけ?

ただ、この日の試合で語ることといえば結局、
この話題になってしまうのではないでしょうか。

選手を迎える瞬間をEエリアとメインスタンド付近で見ていましたが、
正直、失敗だったんじゃないかと思います。
主な理由としては2つです。

1.告知・周知の時間が遅すぎる

選手のアップが始まる10分ぐらい前に
今回の迎え方はゴール裏の人たちに告知された(僕も現地にいました)んですが、

大勢の人間の総意を同じ方へ向けようというのに、
そんな直前での告知で果たして動かせるのでしょうか?


どんな風にゴール裏が選手を迎えるのか興味が湧いたので、
逆側のEエリアのサポーターゾーンや
メインスタンド付近からその様子を見てみました。


選手は違和感を覚えたでしょうが、
厳しい態度を選手に示せたとはとても思えません。
単に、「今日の客は盛り上がりに欠けるな
程度にしか選手に伝わってないのではないでしょうか。

2.示した不満の方向性が間違ってはいないか?


僕は、時と場合、そして正当な内容の要求を伴うのであれば、
いくら味方、サポーターといえど、
厳しい態度を選手に示し、要求をすることは必要だと考えます。


(湘南の社長も、「仲間のおかしいと思ったところはきちんと言ってあげようよ」という方だそうです)

ですが、試合後のゴール裏で、
コールリーダーが他の観客にもブーイングを求めた理由が

「このままではJ2優勝には程遠いから」

というのには納得しかねます。

このクラブの目標ってあくまで“強くなること”では?

J2優勝はそうなるための手段や過程であるべきではないか、と思います。
そこを目標にしちゃうと変な話、
「超強力な1人とほか10人のサッカーでも
今年優勝できさえすれば、来年以降はその時にまた考える」
という方向性がオッケーになってしまうわけですし、

それの積み重ねが否定された結果が、
今のクラブの現状を招いたのではないかと思います。

ですから、
不満をぶつける相手と、
要求の内容に整合性を感じられなかった

ここが、失敗だと感じた理由の2つ目です。

フロントは選手を現場を守れているか

こうして選手や監督など、現場の人間が当てどころになってしまった原因のひとつとして、
組織として断固たる姿勢を示しきれていないフロント
に責任の一端があるのではないかと考えます。

現場のバックアップやサポートの体制は十分なのか。
ここまで、目標とした平均観客動員数を大きく下回るなかで、
新規層に呼びかけや、既存客の引き留めにどれだけの策があるのか。


訊きたいことは山ほどありますし、

今現在、“プロとして”責任を問われ、矢面に立たされているのは
選手ばかりではないか

この危機的なクラブの現状でも姿の見えてこないフロントに対して、
そう思えてなりません。



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