気がつけば村井満チェアマン体制も4シーズン目。
この本はそんな、村井チェアマンが就任当時にJリーグが抱えていた問題点や、
その時点で各クラブが取り組んでいた普及活動をまとめた1冊です。
現在でこそパフォーム社(DAZNの運営会社)が高額な放映契約を結んでくれたこともあり、
一時に比べればかなり明るい将来が見えてきましたが、それでもまだまだなのがJリーグの現状であり、サポーターにとっては目を逸らせない問題はまだまだあります。
この本は、サポーター同士がJリーグのこれからを語り合う上で、
問題点の根本的な原因や理由、構造の理解を共有するのに役立つのではないでしょうか。
特に、個人的に読んでもらいたいのは、
Jリーグの人気がなかなかグンと伸びていかない理由についてよく挙げられる
「スカパー!が独占放送をしていたせいでマニアックなコンテンツと化したから」
「1カテゴリーあたりのチーム数が多いと新規層が覚えにくいので、減らしたほうが良い」
という2点に対して、
「なぜそうしいるのか」をきちんと言及している1章と7章です。
「問題」という言葉を多く使ってしまったので堅苦しいイメージになってしまいましたが、
実際にはそこまでカタい内容でもなくスッキリまとまった読みやすい本なので、
ライトなJリーグファンにも楽しく読めると思うので、ぜひ。
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